しかし、靴を履くのが当たり前になった今日、偏平足が増えている、という指摘が
あります。
偏平足が問題になるのは、形態的な面よりも、疼痛などによって歩行力が低下し、
その結果、運動不足になる、ということです。
偏平足は、土ふまずがあるかどうかという単純なことではありません。
かかとから足先までの骨の湾曲部の高さや角度、そして特に足の裏に一定の角度を
保たせようとする筋肉、靭帯の強さが問題となるのです。
昔の日本人に偏平足が少なかったのは、下駄などを履き、足の指で鼻緒をつまんで
歩くため、足の裏がアーチ状に持ち上げられ、筋肉も鍛えられていたためです。
偏平足を予防したり、治すためには、はだしになって足の裏を刺激し、足裏の筋肉を
鍛えることが重要なのです。
「はだし」で歩くということは、偏平足を防ぐだけではありません。
まず、砂地や芝生、草原などをはだしで歩くと、足の裏の皮膚が刺激され、それが
反射的に足の指などを動かす筋肉などの運動になります。
同時に、足の裏の筋肉ガ強くなる、というだけでなく、その反射的な影響は全身に
及びます。また、直接大地に触れるというスキンシップでの心理的効果もあります。
靴などの圧迫感から解放されたはだしの歩行は、足本来の機能を呼び起こしてくれます。
もちろん短期間では効果がありませんので、できれば、一日20分くらいは、はだしで
歩く習慣をつけたいものです。
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